MTGの「特殊タイプ」5種類を解説|基本土地や伝説カードのルールとは?
マジック:ザ・ギャザリング(MTG)では基本的に、同名カードは4枚までデッキに入れられるというルールがあります。
その一方で、《平地》や《森》といった基本土地は何枚でもデッキに入れることができます。

これは、いったいなぜでしょうか?
ほかにも同じ名前の伝説のクリーチャーやプレインズウォーカーは、1枚しかコントロールできないというルールも存在します。

実はこの基本土地を何枚入れてもよいことや伝説カードの1枚制限は、カードの持つ「特殊タイプ」によるものなのです。
これらは直接テキストに書かれていないものの、ゲームを遊ぶために必ず覚えておくべきルールでもあります。
この記事ではいままでに登場した特殊タイプの種類と、それらが持つ特別なルールについて分かりやすく解説します。
特殊タイプの概要
「特殊タイプ」は、カードの持つ特性の一つです。
特性とはカード名やマナコストなど、そのカードに設定されている数値や情報のことを指します。
▶カードの特性については、以下の記事で詳しく解説しています。


特殊タイプはカード中央のタイプ行(左側)に、そのカード・タイプやサブタイプとは独立したものとして書かれています。
すべての特殊タイプは特別なルールを持っていて、ほかの呪文や能力で参照することもあります。
▶サブタイプについては、以下の記事で詳しく解説しています。

特殊タイプ一覧
これまでに登場した特殊タイプは、
- 基本
- 伝説の
- 氷雪
- ワールド
- 持続
の全5種類で「基本」「伝説の」は、ほとんどすべてのエキスパンションで登場しています。
「氷雪」「ワールド」は収録される機会が少なく、「持続」に関してはカジュアル変種ルールのアーチエネミー戦でしか使用しません。
(2026年4月24日時点の情報です)
基本

5つの基本土地(平地、島、沼、山、森)が持つ特殊タイプです。
「基本」であるカードは4枚制限を無視して、デッキに何枚入れてもよいというルールがあります。
この特殊タイプを持つカードはとても少なく、《平地》のような基本土地にしか存在しません。
伝説の


すべてのカード・タイプが持つ特殊タイプです。
「伝説の」カードはプレインズウォーカーを除いて、通常のカード枠よりも豪華な装飾が施されています。
ルール面では、この特殊タイプを持つカードがパーマネントであるかどうかで大きく性質が異なります。
- 同じ名前の「伝説の」パーマネントは、プレイヤー1人につき1つまでしかコントロールできません。(レジェンド・ルール)
- 2つ目以降が戦場に出たときはどれか1つを除いて、残りを墓地に置きます。
- 伝説のクリーチャーや、伝説のプレインズウォーカーをコントロールしている場合にのみ唱えることができます。
- 「伝説の」ソーサリー・インスタントは、1ターンに何回でも唱えることができます。
氷雪


すべてのカード・タイプが持つ特殊タイプです。
「氷雪」は呪文や能力で参照されることが多いですが、マナに関する特別なルールを持っています。
土地などの氷雪カードから生み出されたマナは「氷雪マナ」と呼ばれ、氷雪マナ・シンボル(雪の結晶マーク)の支払いにあてることができます。
氷雪マナは氷雪でない呪文や能力にも使用できますが、その逆はできないという点だけ覚えておきましょう。
ワールド

現在はエンチャントのみが持つ特殊タイプです。
「ワールド」は戦場でコントロールできる枚数を制限する特殊タイプですが、「伝説の」よりもさらに厳しい条件になっています。
この特殊タイプを持つカードは非常に少なく、新しいカードもほとんど作られていません。
- 「ワールド」を持つパーマネントは、プレイヤー全員で1つまでしかコントロールできません。(ワールド・ルール)
- 2つ目以降が戦場に出たときは一番新しい1つを除いて、残りを墓地に置きます。
持続

「アーチエネミー戦」(魔王vsそれ以外のプレイヤーに分かれて戦う対戦ルール)で使われる、計略カードが持つ特殊タイプです。
通常のフォーマットで見ることはないので、スタンダードや統率者戦しかプレイしない人は覚える必要はありません。
計略はソーサリーのような使い切りのカード・タイプですが、それが「持続」を持っていれば破棄されるまで効果を及ぼします。
まとめ
- 特殊タイプはカードの持つ特性のひとつで、全部で5種類ある
- 「基本」を持つカードは、デッキに何枚でも入れられる
- 「伝説の」を持つ同名カードは、1つまでしかコントロールできない
- 初心者なら「基本」「伝説の」だけ覚えておけば十分
特殊タイプはサブタイプほどの種類はありませんが、どれもゲームに直接影響するルールを持っています。
特に「基本」「伝説の」はいつでも見かけるものなので、まずはこの2つのルールだけ抑えておくのがおすすめです。
